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五輪シーズンの世界フィギュア開幕
悲喜こもごものバンクーバーが終わり、長いような短いような1ヶ月を経てオリンピックシーズンの世選が開幕です。
当初の豪華なラインナップも蓋を開けてみれば、五輪メダリスト達の相次ぐ欠場、という慣例にならう形となりましたね
とは言え、お目当ての選手達はこぞって参戦しておりますよ。
日本のオリンピアン三人衆、何とかしてあげたいブライアンくんも
ショートプログラム
高橋大輔(JPN)
大ちゃん貫禄の首位です
やった~
映像はまだニュースで断片的にしか観てませんので、ネット検索で得た情報ですが、ダイナミックなジャンプとスピーディなステップでパーフェクトな演技を披露したとのことで、89.30。記録更新とはなりませんでしたけれども。
「スピードが足りなかった。いい出来だったけどベストではなかった」
とコメントした模様。
相変わらず自分に厳しいです。
「クワドなしで高得点が獲れたことは嬉しく思う。でも自分の目標はあくまでもクワドを入れたプログラム。特に来シーズンは。フリーではトゥにするかフリップにするか、ぎりぎりまで考えます」
日本語のインタビューでは、その二択の他に「回避する」も含めた三択で語っていましたが、現地中継の本田くんは「回避はない」と断言していました。成功率はフリップの方が高い、とも。
世界初、4フリップ成るか
大ちゃんの余裕のフリップ見てたら、確かに3回転じゃあもったいないような気もします。
会場には海外バージョンの応援幕がちらほらありました。バンクーバーでの演技は国境を越え、万人の心の奥底に強く強く響き渡りましたよね。パラベーラに揺れる日の丸は、「応援」と言うよりは「誇り」のように思えました。
パトリック・チャン(CAN)
さて、TESでは大ちゃんに並ぶも、PCSで遅れをとったチャンが87.80で2位。
五輪地元開催の波に乗り、ここんとこずーっとだったPCSの申し子に、まさかの異変ですね。
ブライアン・ジュベール(FRA)
バンクーバーで我々の胸を痛めたブライアンくんは、ユーロでも入らなかった4T-3Tを決め、この日出場者中TES最高点を達成。なのにPCSではユーロを下回ってしまい悔しい3位発進。
滑走順も後ろの方でしたので、演技中はジャンプを決めるごとにガッツポーズを連発、勝利をアピールしたようなのですが・・・。
ここ世選でも、4回転論争は続きそうだ、との記事がYahoo!で出ていましたが、バンクーバーではただ一人ショートで4-3決めたプルさんのTESは50点越えだったことを考えると、今回のブライアンくんの47点台にはますます議論が白熱しそうですねえ。
小塚崇彦(JPN)
オリンピックの4回転成功で一気に迫のついた小塚くん。ジャンプ完璧に決めて自己最高更新84.20点で4位です。
歓声も凄かったですね~
フリーでは当然4回転飛んでくるでしょう。後半のトリプルアクセル成功にも執念を燃やしてますね、きっと。
その他、上位折り返しの選手
ライジングスターのお二人、ユーロ4位のチェコ/ブレジナくん(5位)と4CC優勝/アメリカ・リッポンくん(7位)に挟まれ、失意のバンクーバーとなったアボットくんが6位、とここまでが80点越え。
織田信成(JPN)
朝一番のネット観戦で驚きすぎて口あんぐりだったのが、織田くん。
50点て・・・。
ジュベの68点(バンクーバー)でも気絶しそうだったのに。
ジャンプが全部1回転コンビネーションも最初のジャンプが1回転になった時点でセカンドジャンプつけなかったので「なし」のお沙汰と言う、苦しい演技に。
「精神的なダメージが滑走前にあったのでは」
という報道もありましたが、それ聞く前から
「モロゾフ絡み・・・?」
と私も予想していました。
果たして、何が彼の身に起きたんでしょう。
ショートプログラムの結果
Pl. | Name | Nation | TSS = | TES + | PCS + | SS | TR | PE | CH | IN | Ded. – | StN. |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Daisuke TAKAHASHI | JPN | 89.30 | 47.40 | 41.90 | 8.50 | 8.05 | 8.50 | 8.35 | 8.50 | 0.00 | #42 |
2 | Patrick CHAN | CAN | 87.80 | 47.40 | 40.40 | 8.15 | 7.95 | 8.00 | 8.15 | 8.15 | 0.00 | #41 |
3 | Brian JOUBERT | FRA | 87.70 | 47.90 | 39.80 | 8.00 | 7.70 | 8.10 | 7.90 | 8.10 | 0.00 | #44 |
4 | Takahiko KOZUKA | JPN | 84.20 | 46.60 | 37.60 | 7.70 | 7.40 | 7.40 | 7.50 | 7.60 | 0.00 | #39 |
5 | Michal BREZINA | CZE | 81.75 | 45.40 | 36.35 | 7.40 | 7.05 | 7.25 | 7.20 | 7.45 | 0.00 | #46 |
6 | Jeremy ABBOTT | USA | 81.05 | 44.20 | 36.85 | 7.35 | 7.20 | 7.40 | 7.30 | 7.60 | 0.00 | #37 |
7 | Adam RIPPON | USA | 80.11 | 43.76 | 36.35 | 7.40 | 7.10 | 7.30 | 7.25 | 7.30 | 0.00 | #47 |
8 | Samuel CONTESTI | ITA | 78.40 | 42.60 | 35.80 | 7.20 | 6.85 | 7.25 | 7.20 | 7.30 | 0.00 | #43 |
9 | Denis TEN | KAZ | 77.40 | 41.90 | 35.50 | 7.15 | 6.85 | 7.10 | 7.10 | 7.30 | 0.00 | #48 |
10 | Kevin VAN DER PERREN | BEL | 73.55 | 39.80 | 34.75 | 7.10 | 6.80 | 6.90 | 7.00 | 6.95 | 1.00 | #45 |
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