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【2022-2023】NHK杯フィギュア/Day1~ショート&リズムダンス

3年ぶりに札幌で開催されたNHK杯フィギュア2022を生観戦。その観戦記を、最も熱量の高い男子シングルを中心に展開してゆこうと思います。

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チケット争奪戦

まず出だしとして。

今回チケットの第1次応募期間を不覚にもスルーしてまった私。

絶望しかけたところ、2次にもS席の空きが残っていることが判明!

生観戦A席B席ならば家で見ておく派なので、求めるべき座席があることにまずは安堵し申込。そして無事ゲットに漕ぎつけました。

(後日談ですが、実際会場に入ると、A席B席であろうと、あの臨場感は代えがたいものがありますね!)

会場入り

そして迎えたDay1-11月18日金曜日。

男子・女子・ペアのショートプログラムとアイスダンスのリズムダンスが行われます。

今年の札幌の秋は暖かく、気温も高め・・・という日々が続いていましたが、NHK杯直前に初雪を観測(例年は10月中に一度は降るところが)。

観戦用の厚着が、会場に向かうまでの道のりで苦にならないのはありがたいことですね!

ペア/ショート

ペアの第2グループ滑走中に私は会場に着きました。

注目のりくりゅうカップルが出場することもあり、平日の昼間ですが会場はすでに多くの観客で埋め尽くされています。私の座席列もすでにみなさん着座されており、ポツンと空いた席を窮屈な思いで目指すことになりました。

その三浦璃来/木原龍一組

既にグランプリ1勝を掲げての参戦ということで、ジャッジの評価も底上げされたでしょうか。きっちりと実施された要素もさすがですし、1組だけ70点台、78.25点の自己ベストを更新するハイスコアを叩き出します。スロージャンプもループが多い中、ルッツを飛ぶあたりトップグループの貫禄。風格すら漂わせ、とても輝いて見えました。

女子シングル/ショート

コンペは女子シングルへと移ります。

日本からは住吉りをん選手渡辺倫果選手坂本花織選手が出場しました。

第1グループで登場した住吉選手は予定通りの要素をこなし、最終的には坂本選手に肉薄する68.01点と3位につけます。

同じく第1グループで登場した渡辺選手はトリプルアクセルで転倒してしまい、後半のジャンプにもミスが出て58.36と得点を伸ばすことができませんでした。

後半グループ最終滑走の坂本選手。6分間練習でギリギリまで3F-3Tを調整している姿が印象的でしたが・・・。いざ本番。ジャンプが素人目にも大幅に傾いていることがわかり、着氷できたことに驚きます。転倒はなかったものの、演技後の渋い表情がその出来を物語っていました。取りこぼしがなかったにも関わらず、らしくない60点台というスコア。翌日のフリーに不安を残す結果となりました。

アイスダンス/リズムダンス

続いてアイスダンス。

日本からは小松原組かなだい組

どちらが日本の第一人者となれるのか、いまだ明らかな決着がつかない注目の対決が今年のNHK杯でも繰り広げられます。

先に滑るのは小松原組。66.65点はパーソナルベストを更新したカナダ杯と比べてTES/PCS共に得点を下げたようですね。

前半GP最後に登場したかなだい組。スターティングポーズから物凄いオーラを発していましたが、ご本人たちの狙い通り冒頭のChRSで一気に観客の心をつかみます。日本のファンで埋め尽くされた客席の興奮を反映させる75.10点!自己ベスト大幅更新となります。

アイスダンスのルールはわからないのですが、得点の出方を見て、「これはかなだい組が一歩抜け出したのかな?」と、2組の戦いにひとつの節目が生まれたことを感じ取りました。

男子シングル/ショート

お待ちかねの男子シングル。

日本からは前半GPにフランス杯銀メダルの山本草太選手

6分間練習から調子の良さを窺わせ、安定感そのままにプログラムを演じます。4T-3T、4S、3A全てが加点つき。「100点を目指す」と公言する彼にとっては通過点にすぎない96.49点。パーソナルベスト更新となりました。

後半GPに入って8番滑走に友野一希選手。冒頭の4T-3Tを華麗に決めるものの、続く4Sで手痛い転倒。100点台を持っている友野選手ですから、もったいなさすぎる85.07点というスコアでした。

最終滑走、宇野昌磨選手。会場中に無数の「Shoma Uno」バナーが掲げられ、世界王者日本凱旋試合の様相が一気に高まります。前日には不安を煽るような報道もありましたが、冒頭の4Fが鮮やかに決まり、「本番ではやる男」であることを軽く証明してみせます。ところが鬼門ともいえる4T-3Tはファーストジャンプで転倒。コンビネーションとすることができません。それでも演技全体は他の選手と一線を画す佇まい。プログラムの馴染み具合もひと際増し、転倒しなかったカナダ杯よりも高い90点台をマークします。91.66点は草太選手に次ぐ2位発進となりました。

翌日のフリーはこちら

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