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【2022-2023】NHK杯フィギュア/Day2ー1~直前公式練習編

今回のNHK杯、開場とともに入場すれば両日ともに男子の直前公式練習が見れるという特典つき!そこには本番をよりドラマチックに仕上げる布石がありました。

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直前公式練習!

初日は所用があったのでゆっくりめの入場でしたが、フリー当日はきっちり会場直後に到着を目指しました。シャトルバスの発車時刻との兼ね合いでずいぶん出遅れてしまいましたが、10時開場に対し、約30分遅れでアリーナの門をくぐることに成功。

今回のプラチナチケット。

会場と同時に入場すれば、両日ともに男子の直前公式練習が見られるという特典つき。

2019NHK杯のときは、前日の公式練習を見るのに何千円という出費が別途あったと記憶しています。

更に、ひとつめの特典とは土俵が違いますが、入場時にはカルビーの北海道限定ポテチが全員に配られました。『じゃがいも道(どう)~帆立と昆布の旨しお味』。今日スーパーでも見かけましたが、120円ほどするものでしたから、すんごい太っ腹ですよねえ。一体何人いると思ってるんですか、あの会場に・・・。そして大変美味でした笑。

会場入り

ということで、私が入場したときは男子シングルのフリー前半GPの選手が公式練習をしている最中でした。同じくS席でしたが、昨日よりは格段にリンクに近い席でしたので、足元から冷気が漂ってきます。

友野一希選手

ほどなく友野選手の曲かけ練習が始まりました。

『こうもり序曲』!

これが今季のフリーなんですね。本番では観客熱狂必至だな、と思いつつ通し演技を見届けます。ジャンプは安定していたと記憶しています。何といっても練習でも客席を楽しませることができる、天賦の才能ですよね~、友野選手。

前半GPの選手たちが挨拶を済ませて、入れ替わりに後半GPの選手たちが入場します。

みなさん、衣装を身にまとっています。

チャ・ジュンファン選手

最初の曲かけは、ショート6位の韓国/チャ・ジュンファン選手。

え、この曲・・・『007』?

ブライアンそして韓国、それに『007』とくれば、意識せずとも自然にあの方を思い出す演目ではありました。そうきましたか~・・・。

とまあ、それはさておき。前日のショートも納得のいかないものだったと思いますが、この直前公式練習も正直見ていて胸が痛むほどジュンファン選手は不調でした。ジャンプはことごとく失敗し、苛立ちと不甲斐なさを隠しきれない表情。これ・・・フリー大丈夫かなあ・・・絶対大丈夫じゃないでしょ・・・そんな心配を私たちに残して、彼の持ち時間は終了。ですから、数時間後の化けっぷりには度肝を抜かれるわけなのですが、それは次の投稿≪フリー編≫で。

宇野昌磨選手

カナダ杯に続き、フリーではトリを務める昌磨選手の番がやってきました。

スターティングポーズをとって『G線上のアリア』流れる。

・・・もう、一瞬でしたね、それは。練習だけどもはや芸術作品。動画やテレビでさんざん見ましたけれども、生(なま)昌磨の異次元の破壊力を、ここで思い知ることとなります。ジャンプは4回転数種が調整飛びっぽかったですけれども、後にステファンに「君のせいでナーバスになった」とディスられた6分間練習を思うと、実は深刻な失敗ジャンプだったのかしら。

とにくかくにも、そのときはただただその美しさに胸がいっぱいになった昌磨選手の直前練習でありました。

山本草太選手

そして大トリ・草太選手。ニュースでは知っていた、選曲『ラフマ2』。

実物を目の当たりにして驚愕する。・・・だ、第2楽章ですかあ!

いやいやいやいやいやいや、ヤラれました。フィギュアでは第1&第3楽章がポピュラーですからね。曲調の変化に使うことはあっても、まるまる第2楽章は記憶の中にはありません。

クラリネットの複雑なテンポでイントロが開け、フルートが主旋律を奏でて展開される哀愁の調べに魂が吸い寄せられます。

直前の昌磨くんの雰囲気に圧倒されることもなく草太選手、ジャンプ絶好調!サルコウもトゥも4回転は失敗する気配すら感じさせません。これは昌磨くんの出来具合によっては、逃げ切りもあるかもしれないぞ。優勝争いの行方は誰にも予想できない形で、直前公式練習は幕を下ろしたのでありました。

決着のフリーはこちら

前日のショートの模様はこちら

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