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ショート
唯一じっくりと見れたのはショートだけだったので、感想をば。
首位で折り返したのは、地元フィンランドのラウラ・レピスト選手。
彼女の3-3は本当に綺麗です。お顔立ちも上品で気品に溢れていますね。
トップ選手には珍しく、ショートで飛ぶ3回転はトゥループとループというグレードの低いジャンプなんですよね。今回はアクセルがシングルになっちゃってあららら・・・でしたが、それでも1位となりました。
ショート2位だったのは、こちらも地元フィンランドのポイキヨ選手。
選んだジャンプもフリップとルッツで基礎点は高かったはずなのですが、スピンでレベルが取れず惜しくも後輩に届きませんでした。私的には、ポイキヨさんが一番素敵な演技だったと思いました。
3位につけたのは三連覇が懸かるコストナー選手、Italy。
ジャンプを踏み切ろうとしたらずるっとコケてしまうという致命的なミス・・・ルッツはまるまるノーカウントとなってしまいましたが、ダントツのPCSにも助けられフリー挽回の位置につけました。
14位と出遅れてしまったのは、ユリア・シェベスチャン選手(HUN)。
強めのパーマがかかったブルネットのショートカットというイメージが定着していたので、金髪のポニーテールで滑る姿はどなたかわからないままで。いきなり飛んだジャンプの高さに驚愕して、初めて彼女と認識しました。6.0方式最後となった地元開催でタイトルを穫ったのを最後に、台には乗れていないのですよね。
いつも心を痛めてしまうのが、グルジアのエレナ・ゲデバニシビリ選手(やっと名前言えるようになった)。トリノでは3F-3T鮮やかに決めてフリー最終グループに残っていたのに。次代のニューヒロインとしての期待が大きいので、ずっと囁かれている練習環境の悪化が残念でなりません。得意のジャンプが飛べないなんて、さぞや悔しいでしょうに。
フランスに久々に降り立った女神のようだったのが、キャンディス・ディディア選手。
華奢な体は小柄に見えたのですが、実は身長171cm!・・・って、コストナーさんよりデカいのかい。スピンはレベル1から更に減点だし、PCSは4点台しか出ないのですが、こういう美しい人にはぐぐーんと出てきて欲しいです。男子が強いから、引き上げてもらえるといいですね。
フリーを終え
優勝したのは、ラウラ・レピストちゃん。
母国にこのタイトルをもたらしたのは初めてだったようですね。
下馬評ではコストナーさんの三連覇ということだったでしょうが、最近の勢いを見ると妥当な結果だったのかなぁとも思います。ポイキヨさんも3位と食い込み、初メダルでしょうか。フリーで、何でもないところで突然コケてしまったキーラ・コルピちゃんも含め、フィンランドは1、3、5位と全員上位入賞です。強いですね!
FPl. | Name | Nation | Points | SP | FS |
---|---|---|---|---|---|
1 | Laura LEPISTÖ | FIN | 167.32 | 1 | 2 |
2 | Carolina KOSTNER | ITA | 165.42 | 3 | 1 |
3 | Susanna PÖYKIÖ | FIN | 156.31 | 2 | 3 |
4 | Alena LEONOVA | RUS | 143.99 | 11 | 4 |
5 | Kiira KORPI | FIN | 139.01 | 7 | 6 |
6 | Katarina GERBOLDT | RUS | 137.05 | 5 | 8 |
7 | Annette DYTRT | GER | 136.98 | 12 | 5 |
8 | Julia SEBESTYEN | HUN | 134.47 | 14 | 7 |
9 | Jenna MCCORKELL | GBR | 131.42 | 4 | 12 |
10 | Tugba KARADEMIR | TUR | 130.85 | 9 | 10 |
解説の樋口豊氏談
今回はスパイラルスピンでレベル1の方が多かったんですって。しかも、上位の選手に限ってその現象が起こっていたとか。
と、言うのも、今は3秒間とか6秒間とか、時間制のルールを定めているのですが、上位にいる選手というのはスパイラルのスピードも速いので、エッジを交代するポイントに来る時間もそれだけ短いのだそうです。
それって、どうなんですかね。点を稼ぐために、スパイラルがのろのろになっちゃうのって、見応え半減しちゃうような・・・。
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