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自然と名言を生む宇野昌磨選手
今季世界王者にまで上り詰めた宇野昌磨選手の言葉たちを、節目節目ごとにまとめてみました。
咄嗟に口をついたとは思えないくらい的を得た、それでありながら独特な言い回しで、名言を紡いできた宇野選手。
微笑ましくもあり、痛ましくもあり、頼もしくもある。思わずほっこり、そして目頭が熱くなるあの場面場面が蘇ります。
2015-2016シーズン
シニアデビューのシーズン。
2015年12月 グランプリファイナル 3位
ユヅ君は本当すごい選手。いつかは同じ舞台、立場で戦えるように。
【引用元:nikkansports】
17歳、シニアに上がっていきなりのファイナル出場。
覚えたての3Aと4Tを完璧に決め3位。50点以上の差をつけ330点越えした羽生選手が優勝。
2016-2017シーズン
2016年12月 全日本選手権 初優勝
笑顔で滑ろうと思ったんですけど、笑顔なのかわからない顔になりつつ、でもやるぞという気持ちの中、前半全部のジャンプが軸が外れて。それでも何とか耐えて、後半になんとか全部コンビネーションをつけることができて。良かったかなと思います。
【引用元:youtube】
追う立場から、初めて優勝大本命と目され臨んだ全日本。ショート2位、フリーも苦しい滑りが続く。後半に逆襲し、渾身の滑りでフィニッシュ後、涙。
全日本初優勝を果たしましたが、それで自信がついたというよりも、自信をなくした方が強いというか、今回は自分のメンタルの弱さを気づかせてもらえた。
【引用元:sportiva】
2017-2018シーズン
2017年12月 全日本選手権 二連覇
すごく申し訳ない気持ち。体力面で思いのほか、きついところがあった。(五輪へ向け)自分がいい演技をするためにベストを尽くしたい。
【引用元:sponichi】
フリーでは転倒やコンビネーション不発など、満足のいく内容にはならず・・・
2018年2月 平昌五輪 銀メダル
前の人のを全部見ていたので、どんな演技をしたらどこ(の順位)に行くかが分かっていた。僕がもし完璧な演技をしたら。本当に完璧な演技をしたら、点数的に1位になれる計算だったんですけど、1つ目のループを失敗した時点で笑えて来ました。
【引用元:yomiuri / youtube】
フリー、最終滑走。
上位陣にミスが出たので、優勝の可能性が巡ってくるも、最初のジャンプでいきなり転倒。
最後まで特別な思いは感じなかった。樋口先生(コーチ)がこれまでで一番喜んでいたので、それはすごくうれしかった。他の試合での銀メダルとそれほど違いを感じなかった。羽生選手にとって特別な場所なんだなと思ったけど、僕にとっては特別な思いはもっていなかった。最後まで1つの試合だった。
【引用元:sanspo】
五輪という大会を振り返って。
このあっけらかんとした天然発言が、その後4年間のさらなる飛躍に繋がることに。
最大の目標であって憧れている選手。日本一になることが世界一難しいと昔から思っている。いつまでも追いかけ続けたい。
【引用元:sanspo】
金銀を分け合った羽生選手について言及。
2018-2019シーズン
2018年12月 全日本選手権 三連覇
世界大会でシルバーコレクターと皆さんに言って頂いて、満足できる2位、満足できない2位、たくさんあったと思うが、1位をなるべく目指して頑張りたい。
【引用元:asahi.com】
代表に選ばれた世界選手権に向けて。
2019年3月 世界選手権 4位
自分の弱さに失望した。『自分は本当に弱い』と気付かされた。『1位を取る』と言っていて、このような演技をして恥ずかしい。自分がトップを争える実力がないと言い聞かせ、また一から成長して帰ってこないといけない。
【引用元:nikkansports】
シニアで初めて「優勝を目指す」と公言した試合で、メダルに届かず―。
この後、長年師事した樋口コーチの元を発つ決意を固める。
2019-2020シーズン
2019年11月 グランプリフランス杯 8位
どれだけミスをしても最後まで諦めずにいけた。歓声がなかったら泣くことはなかった。いつもなら(観客に)すみません、申し訳ないだけど、ありがとうと伝えたい。
【引用元:nikkansports】
シニア転向後、最低の戦績。コーチ不在、ひとりきりのキスクラで堪えきれず涙―。
2019年12月 全日本直前
まだ発表があるかどうかわからないんで、どこまで言っていいかわからないんですけど。まあ、まあ、たぶんステファンのところに……。言っちゃった……
【引用元:asahi.com】
ランビエールコーチ就任をフライング発表してしまい、ヘッドラインが紙面を飾ることに。
2019年12月 全日本選手権 四連覇
全日本は、僕が思う中で五輪より緊張する舞台。結果が優勝で終われたけど、皆さんがベストを尽くせば、結果は変わってくる。
【引用元:hochi news】
羽生選手との直接対決を初めて制する。それでも謙虚に。
羽生選手に一度でいいから勝ってみたい。100回負けてもいいから、一度でいいから勝ってみたいという気持ちがあったので、 そこはもう思い残すことがない。
【引用元:フジテレビSPORTS】
この結果について、明けて世界選手権直前のインタビューで改めて言及。
男子フィギュアも、最近はすごくうまい(若い)子が出てきて。自分もつい最近まで、あっち側だったんですけどね(笑)。追われるだけじゃなくて、一緒にうまくなっていきたいです。僕もまだ22歳なので、もっと上を目指して成長できるように。
【引用元:sportiva】
鍵山選手や佐藤駿選手らの台頭に思いを吐露。
2020-2021シーズン
2021年3月 世界選手権 4位
ガッツポーズできる演技ではなかったですけど、まあまあと。何よりコーチが喜んでくれたのがうれしかった。
【引用元:デイリー】
ショート6位、フリーも苦しい立ち上がりながら、後半攻めて3位、総合4位となる。
ひねくれた答えになってしまいますが、僕はまだ五輪の出場選手として選ばれていません。まずは選ばれることが一番だと思います。
【引用元:excite】
北京五輪への思いを聞かれて。
2021-2022シーズン
2021年10月 ジャパンオープン後
優真くんと一緒に練習するようになって、彼が4回転ルッツとループを降りてるのを見て、僕も3種類だと時代が流れるにつれて置いていかれてしまうんじゃないかと思いました。それに彼に尊敬されてるからこそ、期待にこたえられる選手でいたいと思い、僕も4回転ループを跳びたいと思いました。
【引用元:number】
2021年10月 グランプリアメリカ杯 2位
正直、この選手たちの中で2位というのは光栄です。ただ、自分の求めているレベルには達していない、到達していないことを再確認しました。
【引用元:numbers】
ヴィンセント・ジョウ優勝、ネイサン・チェン3位。
フリー4回転4種5本の構成に初めて挑む。
2021年11月 NHK Trophy 優勝
今は演技をまとめていく時期でもないのにコンビネーションを4回転+2回転にしてしまったのが悔しいですね。最初の4回転がぶれてしまって自分がどの方向にいるかわからなくなりましたが、それでも挑めば立てたと思います。映像を見てもあの着氷なら3回転を跳べたと思うし、あそこは自分の挑む気持ちがちょっと足りなかった。
【引用元:sportiva】
ショート終えて。
課題の4-3で、ファーストジャンプが完璧に決まったのにセカンド3回転にできなかったことを悔やむ。
2021年12月 全日本選手権 大会前インタビュー
僕がこの構成(4回転ジャンプ5本)をやる、って決めているからには、間違いなく僕が選考から落ちる可能性は増えるとは思うんです。このプログラムをやることによって、大きなミスを全日本選手権でして、(五輪)選考から落ちるという可能性も絶対あるとは思うんですけど、それでも僕は挑戦したい。
【引用元:FNN】
2021年12月 全日本選手権 2位
朝の公式練習、昨日の練習からすれば『もっと悪い演技をしてしまうかも』と思っていた。至らない部分もたくさんありましたが、今のいい演技が出せた。
【引用元:nikkansports 】
大会前に足を負傷。ショート終えて2位。
(負傷する)1週間前まで練習してきた自分がそこにあったからこそ、あれだけの失敗で抑えられた。
【引用元:nikkansports 】
フリー終了後。後半4Tにミスが続き、3位。総合2位。
オリンピックという舞台で、自分がどうありたいのか。(これまで)2番手という立場が多かったかなと思いますが、今シーズンはトップを目指せるとして、ずっと練習してきています。なので、オリンピックではトップを争う選手として名前が挙がる状態で挑めたらいいなと思っています。”いい演技”ではなく、成長できる舞台に。
【引用元:sportiva 】
五輪代表に選ばれて。
2022年2月 北京五輪/団体 銅メダル
ようやく練習通りの状態で試合に挑むことが出来、たかぶりすぎず、不安になりすぎず、本当に平常心のまま滑りきることができた。
【引用元:yomiuri】
失敗したくないという後ろ向きな演技はしたくなかった。(チームに)迷惑をかけたくなかった。ダメだったら真剣に謝ろうと思っていた。五輪は特別な大会だけど、自分の競技はまだまだ続く。もっと成長したい。
【引用元:nikkansports】
団体戦ショート終えて。鬼門の4-3に挑んで成功!自己ベスト更新。
2022年2月 北京五輪/男子シングル 銅メダル
ステファンには、『4-3は失敗したけど、4-2で成功するよりも価値あるジャンプだった』と言ってもらえました。英語なので、勝手に解釈しているところはありますけど(笑)。
【引用元:sportiva 】
ショート終了後。団体戦では決まった4-3でリンクに手をついてしまうも、再び自己ベスト更新。3位。
全日本選手権でやった演技と全く一緒にはなるんですけれども、このプログラムがおそらくですけれども、完璧にできる確率っていうのは相当低いものだと、練習でもそうなので、感じています。なので、完璧な演技がしたいというよりも、ちゃんと次につながる演技、失敗してもちゃんと自分の成長につながる演技、自分の気持ちに負けずにいつも通りの自分を出すことがフリーの目標です。
【引用元:NHK】
同じくショート後。フリーに向けて。
この順位が4年間の成果で。今日の演技がどうであれ、この舞台に立って、この結果を残したことは誇れることだと思っています。前回の銀メダルよりも、4年間の思いが詰まっているな、と。
【引用元:sportiva】
フリーはジャンプにミスが出て5位。総合で3位、銅メダル。
恐れを知らなかった4年前の栄冠とは違う、苦悩や野心が入り混じった達観の果てに成し遂げた偉業に対して―。
2022年3月 世界選手権 初優勝
練習に関しては、まったく思い残すことが少しもないという練習で、この試合に臨むことができる。
【引用元:FNN】
大会前のインタビューで。
練習してきたものをそのまま試合で出せてうれしい。自分をいつもより良く見せようとせず、いつも通りを見せようと意識した。
【引用元:国際オリンピック委員会】
ショート、ジャンプ完璧にそろえ首位。パーソナルベスト更新。
フリーはステファン・ランビエールコーチに振付していただいているので、ステファンの満足のいく演技ができるように頑張りたいと思います。
【引用元:THE DIGEST】
フリーに向け。
今大会で優勝できたことも凄くうれしいんですけど、優勝した瞬間に感極まって涙を流すことはありませんでした。それはこの優勝がゴールではなく、僕のゴールっていうのは自分でもどこにあるかわからない、ただ、まだまだ先にある。もっと成長した先にあると思っているので、涙がでなかったんじゃないかなと思います。
【引用元:daily】
4回転4種類5本決め、自己ベスト更新200点越え、合計300点越えの大台に!
ショート/フリー共に1位の完全優勝を果たす。
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