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【2015-2016】フィギュアスケート/ジュニア世代が断然面白い!

毎シーズン、鳴り物入りでシニアに参戦するジュニア選手で大会は盛り上がります。
2015-2016シーズンも将来が楽しみな有望なジュニア選手が世界各国でひしめき合っています!

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ジュニアからの突き上げがシニアの大会を盛り上げる

今、日本も世界も、フィギュアスケートはジュニアが面白いです。

昨季ジュニアのGPF、Worldsとも制覇した男子の宇野昌磨選手と女子のエフゲニア・メドベドワ選手が今年いきなりシニアを席巻しているのはご承知の通り。 果たして来年も同じ旋風が巻き起こるのでしょうか。

グランプリ5戦目・ポーランド大会、6戦目・スペイン大会、7戦目・クロアチア大会を見る機会がありました。 ひときわ目を引く金の卵たちをレビューしていきます。

女子シングルのジュニア世代

まずは女子をチェックしてみます。こちらは相変わらずのロシア勢に加え、我が日本からも目移りするほどの逸材が出そろっています。

ポリーナ・ツルスカヤ選手

ロシアは何と言ってもJr. ファイナルを制したポリーナ・ツルスカヤ選手が群を抜いています。

彼女の最大の武器はジャンプ。中でもルッツ・ジャンプは脅威です。 ルッツはご存じのとおりアクセルを除き最も難しいジャンプとされていますが、それ故に高さの出るジャンプだという印象でした。ところがツルスカヤ選手のルッツはハンパない飛距離が出ます。あんなルッツ・ジャンプを見るのは私は初めてです。

フリップが少しアウト気味になる癖があるようで、ときどき「!」の制裁を受けてはいますが、そこを差し引いても彼女に太刀打ちできるジュニア選手はいないと思います。

2001年11月生まれ、まだ14歳になったばかりで、身長は既に168cm。大柄で見栄えもします。末恐ろしいとは、まさにこのことですね。

マリア・ソツコワ選手

同じくロシアから、Jr. ファイナルで2位になったマリア・ソツコワ選手。

ツルスカヤ選手に迫る勢いで得点が伸びていますが、残念ながら彼女の演技はまだ見たことが有りません。

白岩優奈選手

日本からもたくさんジュニアの選手がいますが、私が大注目しているのは2人です。

ひとり目は今季ジュニアグランプリシリーズ2勝の白岩優奈(しらいわ ゆうな)選手。

コーチは濱田さんと田村岳斗さんですが、心做しか同じく濱田コーチに師事していた太田由希奈さんを彷彿とさせる可愛らしさと上品さがあります。

彼女のスゴいところは、今では世界のスタンダードとなっている「3×3」でセカンドジャンプにループをつけられるという付加価値。ファイナルではダウングレード判定となったようですが、GPシリーズでは2戦ともきっちり認定されてかつ加点ももらっているという完成度なんです。あれだけ綺麗に回れば回転不足は取られないでしょうね、というお手本のような3ループ。ユニークな武器を持っている選手はやはり見ていてワクワクしますね。2001年11月生まれで白岩選手もつい先日14歳になったばかりです。

本田真凛選手

もうひとりは本田真凛(ほんだ まりん)選手。

彼女も14歳になったばかりで、白岩選手と同じく濱田先生と岳斗先生の師事を仰いでいます。既に報道で先走り気味ですが、それも致し方ないことでしょう。妹の知名度を抜きにしても、「見ていたい選手、見ていたい演技」と言えると思います。

ショートはまだ見たことがなく、フリーだけの印象となりますが、彼女自身もフリーには絶対の自信を持っているとのことで、加点だらけのGOEがその魅力と実力を物語っています。3-3も飛べて、ルッツ・フリップの飛び分けも明確、スピンステップもレベル4がきちんと取れています。スラリとした体形でまだまだ身長も伸びるのではないでしょうか。今後の成長が楽しみでなりません。

男子シングルのジュニア世代

山本草太選手

男子では昨季Jr. Worldsで銅メダルを獲得した山本草太(やまもと そうた)選手、まだ15歳!

柔和な顔つきで癒し系の笑顔、それに反した攻めの姿勢がこれまた人気出そうですね。今季のフリー、チャイコフスキーの『ピアノ協奏曲第1番』がカッコよすぎ。この若さで、既にフリーには2つの4回転を構成しています。

ネイサン・チェン選手

海外に目を向けても複数4回転のツワモノが上位を占めています。

その海外勢。 筆頭に上げられるのは、Jr.ファイナルで優勝したアメリカのネイサン・チャン選手。この方は4回転トゥループを2つ、フリーに入れています。

ダニエル・サモーヒン選手

更にサルコウも含めているのがイスラエルのダニエル・サモーヒン選手。

イスラエル出身のフィギュアスケーターってかつていましたっけ?ってなりますけど、この方コーチとコレオグラファーがいずれもサモーヒンさん。ひょっとしてお父様とお母様かしら?という想像が膨らみます。姿勢が美しく、ジャンプも軸が細くて、このまま安定して4回転が複数飛べるのであれば厳しいシニアの世界でも生き残っていけるかも知れません。

デニス・ヴァシリエフス選手

ラトビア大会とポーランド大会で2位となったデニス・ヴァシリエフス選手(ラトビア)。

この方、ご本人に着目して何か語るはずだったのですが、キス&クライで隣に座っていたのがなんと白髪姿のアレクセイ・ウルマノフさんだったことで全て吹っ飛んでしまいました。

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