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密着・小林陵侑!『2023どさんこスポーツ総まとめ』特番放送見ました!

年末に放送された北海道ローカルのスポーツ特番を視聴しました。中でも1月、地元開催のスキージャンプW杯で2勝を挙げ、激動だった2023年スポーツ界の先陣を切った小林陵侑選手の登場部分をピックアップレビューします!

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2023年盛り上がったスポーツ界を北海道視点で凝縮

年末12月29日に、日テレ系札幌テレビ放送で放映されたスポーツ特番を視聴しました。その名も、

2023どさんこスポーツ総まとめ/秘蔵!貴重!映像見せますSP

引用元:Team Roy

道産子、あるいは北海道にゆかりのある選手たちの1年間の活躍を一挙にまとめたスペシャルエディションです。

2023年。日本のスポーツ界は大いに盛り上がりました。野球ではWBC王座奪還、バスケットボール・バレーボールは共にW杯で大善戦し、バスケットは48年ぶり、バレーは2008年北京五輪以来、自力で五輪出場権を掴み取るなど、明るいニュースが駆け巡ったものです。

北海道のスポーツ界では3月に日ハムの新本拠地エスコンフィールド北海道が開業、8月には旭川出身の北口榛花選手が世界陸上の槍投げで日本女子としてはトラック&フィールド種目初の金メダルを獲得しその後初の年間王者になるなど、印象深いトピックが掲げられました。

ここでは番組が特に注力していた小林陵侑選手のゾーンに特化して、視聴の内容と感想を綴っていきたいと思います!

五輪王者・小林陵侑に独占密着!

2022年北京五輪の金メダリスト、スキージャンプの小林陵侑選手。番組では、五輪王者として臨んだ2022-2023シーズンの活躍から、シーズンオフにフリー転向したニュース、そしてお楽しみの自宅公開に至るまで眼福な映像を用意してくれていました。

まずは2022-2023シーズン、W杯札幌大会の勇姿から

2023年1月20日~22日。
本場・欧州から目移りするほどのスーパースターがこぞって来日したスキージャンプW杯札幌大会3ラウンド。コロナ禍で実に3年ぶりの開催となったこの舞台で、小林陵侑選手が1戦目と3戦目を獲る大活躍(2戦目も銅メダル台乗り)!

1/22の実況:
「今週の金曜日に初優勝、昨日は表彰台。さあ3戦連続の表彰台そして優勝へ。進んでいく、失速しない、これがオリンピック・チャンピオン、日本のエース小林陵侑!」

みなさんも、ぶっ飛んでいきましょう!

W杯札幌大会優勝インタビューより

この後番組は、日ハム・万波選手、陸上・北口榛花選手、今シーズン引退したコンサドーレ札幌・小野選手が10年前大谷翔平選手と対談したときの様子などが秘蔵映像として取り上げられました。

話題はウィンタースポーツへと

2023年12月、下川町出身の伊藤有希選手がW杯開幕戦で優勝を飾ったニュースから、番組は大トリ・小林陵侑選手の話題へと移ります。

遡って1月。番組のオープニングVTRとなったW杯札幌大会で優勝した小林陵侑選手。数々の金字塔を打ち立てた彼ですが、意外にも地元開催のW杯では2023年のこの勝利が初優勝となります。そして3月には世界選手権で銀メダル獲得、日本勢個人としては20年ぶりの表彰台へと続くわけです。

小林陵侑 今季に懸ける思い

STVでは去年から独占密着を続けていました。海外合宿やプライベートの貴重な映像など、その素顔に迫っています。

出だしは、ファッション雑誌の表紙のようなスチール写真。見出しは「アスリート界きっての伊達男」

小林陵侑オフィシャルウェブサイトより

(映像ではこれのカラー版でした!ショッキングパープルのパーカー)

2023-2024シーズン開幕当初8月、札幌大倉山サマージャンプ大会から圧巻のパフォーマンス全開の陵侑選手。

当時の大倉山ジャンプ台記録に並ぶ144.5m(2ヶ月後の全日本選手権で二階堂蓮選手が147m跳躍し記録更新)。あまりのビッグジャンプに本人も、

死~ぬかと思ったぁー(語尾

ジャンプ直後の談話

と言いつつも、めっちゃ笑顔

ここで北京五輪のリプレイ。

ナレーション:
「北京オリンピックで金メダル。世界で7人しかいない、ワールドカップ通算30勝。そんな日本史上最強ジャンパーの貴重映像。STVでは札幌にある陵侑選手の自宅にお邪魔していました」

ルームツアー!

テロップでは去年10月となっていますので、2022年10月の映像かと思われます。
自宅マンションの玄関に番組スタッフを招き入れる陵侑選手。チャコールグレーのトレーナーにロールアップのジーンズという出立です。おしゃれな黒白基調のリビングにはW杯のクリスタルトロフィーが床に直置きされ、大きな迷彩柄のベアブリックが2体並んでいます。他にも人形系?ぬいぐるみ系?がインテリアに映えていましたね。

ちょっとモノ多いんですけど、許してください

陵侑選手

そして一際目を引くのが、随所に飾られている絵画。
『スマイリング・フラワー』のジグソーパズルやキース・ヘリングのポップアートが並ぶ中、陵侑選手が紹介してくれたのは、草間彌生先生の『赤いかぼちゃ』。

ずっと欲しくて、好きです

陵侑選手

絵の余白には鉛筆の直筆で「48/150 カボチャ(R) 1992 Yayoi Kusama」のサインが。やらしい話、これお高いんでしょうね•••の振りに、

おととし(2020年にW杯で)4勝できたのかな?
その賞金を、草間彌生さん買おうと思って、丸々つぎこみました

陵侑選手

他にも、ファンの方が描いてくださったというヨーロッパの表彰台での陵侑選手像とか、壁に掛けてあるアンディー・ウォーホルの『マリリン・モンロー』は北京五輪金メダルのご褒美に(頂いたのか、自分で買ったのかは語尾濁してたのでわかりませんでした笑)。

ワードロープには相変わらずたくさんのお洋服が吊るされていました。

今年、大きな転機が

映像はW杯転戦に向けヨーロッパに旅立つ空港での陵侑選手。mizunoのスキーケース他、大きな荷物をカートに乗せ、警備の方に付き添われています。ファッションはグレーのニット帽とキャメルのフリース、首にはヘッドホンを下げています。

6月、陵侑選手は高校卒業から8年間在籍した土屋ホームを退社し、プロアスリートになることを宣言しました。独立後初めて迎えるシーズンが始まります。

海外合宿独占密着スタート!

札幌からおよそ6,600キロ。北欧フィンランドの北に位置するロヴァニエミは、サンタクロースの街として知られる観光地。まだ11月なのに、カメラが捉えた外の寒暖計にはマイナス21度と!!スタジオのみなさん、そしてお茶の間の我々も飛び出しそうなほど目を丸くします。

ジャンプ場の控え室でスーツやメットを装着する陵侑選手。ワールドカップの開幕前は、毎年雪を求めて海外でトレーニングを積むのだそう。

緊張するな〜

陵侑選手

44番のビブナンバーをつけて板を担ぎ、リフトに向かう姿をカメラが追います。

(冬の)初飛び、楽しみですね
•••飛べるのかな•••

陵侑選手

スキーブーツで踏む足音がキュッキュッと鳴り響き、厳しい氷点下の雪質を思い浮かべることができます。

練習環境の変化

独立後の練習環境は大きく一変します。女子のエース・高梨沙羅選手やプロの先輩でもある同期の中村直幹選手と共にトレーニングを積み互いを高め合うことに。

気付かされる部分もありますし、いちアスリートとしてどういう活動をしていけばいいのかっていうアイディアも2人を見ていればもらえるし、楽しいですね

陵侑選手

ジャンプのスタートゲートにスタンバイする陵侑選手。この大会も、高梨選手・中村選手と共に参加しました。彼らと協業し、日本ジャンプ界のレベルUPを図るのは、独立後の一番の課題であり、使命であると位置づけているようです。

コーチとの関係

もうひとつ、コーチとのコミニュケーションが増えたことも独立後の大きな収穫となりました。TEAM ROY のヤンネ・バータイネン氏(フィンランド)は陵侑選手が自らチームに招聘したコーチ。土屋時代も5年間指導を受け、彼の成長を助けてくれたお方であります。

映像は2018年、土屋ホーム時代の宮崎キャンプでの陵侑選手とヤンネ・コーチ。今よりさらに線の細い、あどけなくもある陵侑選手の姿があります。

世界チャンピオンになる(2019年)前くらいまで見てもらった。僕の性格もわかってると思うし、そういう面ではすごくやりやすい。理解もしてくれてると。

陵侑選手

そして、現在のヤンネ・コーチ。

独立したからこそ、彼の全ての行動に責任が伴う。(プロ転向は)彼にとって簡単なことではないかもしれないが、良い方向に向かっていると思う。十分なトレーニングとコンディションが整えば、彼はこの先10年世界で勝ち続けることができるだろう。

TEAM ROY ヤンネ・バータイネンコーチ

そして、取材最終日

中村直幹選手がカメラを構え、「おはようございます」とあくびをしながらウェアを着込む陵侑選手が映し出されます。

直幹選手「今日マイナス18度らしいんですけど」
陵侑選手「(胸を2回叩いて)キモチ」
直幹選手「(笑)もう死んじゃうんだけど、寒くて・・・。今日もがんばろ」
陵侑選手「ちゃちゃっと飛んでさ」

この同期の掛け合い、いいですね〜。

ただ、この日は2023-2024シーズンW杯開幕の3日前。陵侑選手は言葉とは裏腹に、ひたすらフライトを繰り返しました。助走のスロープにほのかに点灯していた灯が刻々と鮮明に浮き上がっていく時間の経過を見て取ることができます。合計7回のフライト。今回の取材中、1日の本数としては最も多く、ことさら念入りに確認を行ったという陵侑選手。

スキーブーツを履きながら、取材に答えます。

結構出遅れてると思う。みんな(欧州勢)は1週間以上前くらいにシーズンインしてるんですよ、実は。ノルウェーも雪で飛んでるし。

陵侑選手

開幕前は気持ち的に平常心か?と問われ、

まあ•••なるようにしかならないすかね。自分のできるパフォーマンスをできれば。

陵侑選手

「•••よお〜し、ラスト!」と言い残して控え室を後にします。

スキージャンプ界を盛り上げたい

映像は再び2023年1月のW杯札幌大会。
陵侑選手はそれまでシーズン無冠&表彰台なしという成績でしたが、ここでの3戦で金・銅・金と底力を見せつけて日本のファンを熱狂させました。

カメラはズームインなので観客が鮨詰め状態に映りますが、実際現場にいた身としては「五輪金メダリストの地元凱旋試合なのだから、この10倍はいて然るべき」と思っていました。

「自国開催のW杯を世界基準で盛り上げる」

陵侑選手にとっても、その思いはプロ転向後、より一層強くなりました。

(欧州開催のW杯は)みんなもう、お祭りに来てる感じですね。もうちょっと札幌のW杯に関しては、できることがあると。試合自体のエンタメ化というか、来ている人を楽しませるためのイベント。ずっと繋がっていくイベントにしなきゃいけないなって強く今年は思いましたね。

陵侑選手

大倉山競技場でファンの方にサインをする陵侑選手の姿。深紅のキャップとTシャツは、2022年8月のときの模様でしょうか。

多分僕にしかできないこともあると思う。盛り上げたいですね。でもまずはやっぱり試合を見て、ちっちゃい子が憧れる、夢のあるものにしたい。

陵侑選手

さあ、2024W杯の本戦へ―4Hillsが絶賛開催中!

番組収録時点では、一度3位表彰台に乗ったという結果報告。
しかしながらその後、年末年始のジャンプ週間では3戦連続2位表彰台、4Hillsトーナメント総合ポイントでは3戦終了後にヴェリンガー選手を抜いて現在単独首位に躍り出ています。

2024年1月5日時点/出典:FISオフィシャルサイト

続くビショフスホーフェン(オーストリア)での第4戦で、ジャンプ週間の王者となることが大いに期待される陵侑選手です!

4Hillsを見よう!

試合の模様は日本時間の1月6日(土)24:15〜28:30。
悲しいかな地上放送では見られず、Jsportsでライブ中継、またはJsportsオンデマンドで配信が行われます。

無料視聴できる時間帯もある!

有料放送の環境ないんだけど!とお嘆きの方。
番組表に発見しました!Jsportsで「無料」の録画放送!

  • 放送日時:1月7日(日)11:25~13:25
  • 放送チャンネル:Jsports4

これはお宝ですね!

或いは、FISの公式サイトでリアルタイム・テキスト観戦を楽しみましょう(ちょっと寂しみ・・・だけど結構スリリング)。

私は最近、Jsportsが視聴できるご身分になったので、ビショフスホーフェンはPCで生観戦です

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