contents
いよいよ勝負のフリースケーティング!
実力亀甲となったショートに続き、迎えたフリースケーティングの模様を振り返ってみます。
アシュリー・ワグナー(USA)
第一滑走、ショート最下位のアシュリー・ワグナーちゃん。
『ダッタン人の踊り』。
良い楽曲ですよね~、大好きです。
その素敵な音楽に乗って華やかにきらびやかに正確なジャンプを続けていきます。
後半のジャンプふたつに若干乱れが出てしまいましたが、十分に実力を発揮し、フィニッシュはガッツポーズで演技を終えました。
鈴木明子(JPN)
第二滑走、鈴木明子さん。
『ウエストサイド・ストーリー』。
シリーズ転戦のときと、衣装を変えました。
なんとなんとなんと、5種類のジャンプ、7つを全て成功させて来ました!
ラストのストレートラインステップのときには会場の熱気は最高潮、この日1番の歓声で会場を総立ちにさせました。
自分でも信じられない・・・という感じで、天を仰ぎました。
いや~、素晴らしいっ。
ジョアニー・ロシェット(CAN)
第三滑走、ロシェットさん。
『サムソンとデリラ』。
最初の3回転が2回転に、次のフリップも着氷乱れ、続くループはシングルになってしまうという不安な出だし。
その後も得意の3T-3Sのシーケンスは決めたものの、ジャンプが殆ど決まりません。
いつもの演技ならば素敵に盛り上げてくれる音楽も、これほど乱れてしまうと空しく響くばかり。
地元五輪開催のプレッシャーが日々重くのしかかって来ているでしょうか。
アリョーナ・レオノワ(RUS)
第四滑走、アリーナ・レオノワちゃん。
『シカゴ』 。
昨シーズンからの勢いそのままに演技に入りましたが、冒頭3-3を予定していたコンビネーションは間にターンが入ってしまってセカンドジャンプがダブルに。
この瞬間、自分自身大きく落胆してしまったように見えました。
2つ目のジャンプ3ルッツはステッピングアウト、その後もジャンプのミスを重ねてしまいました。
挽回の要所、満面笑みのステップも、今日は元気がありません。
失望のフィニッシュ、キスクラでは半泣きでした。
キム・ヨナ(KOR)
第五滑走、キム・ヨナさん。
ガーシュウィン『ピアノ協奏曲』。
ボンドガールからの見事な転身、でもスタートでアップになる決め顔は妖艶に目線を送るのはショート同様で。
昨日のショートで回転不足をとられた3Lz-3Tは、ファーストジャンプの着氷が若干乱れたため、後半が2Tとなってしまいました。
もうひとつの大技、2A-3Tもふたつ目のジャンプが回転不足。
それでも大崩れすることなく、そのほかの要素はいつも通りの美しさと正確さ。
ノーミスを見慣れてしまったために、すごく失敗したように思えるけれども、着実に積み重ねた得点はさすが、120点台をしっかりと出してきました。
でもこの大会、結局一度も3-3が決まりませんでした。
あるんですね~、こんなことも。
安藤美姫(JPN)
最終滑走、安藤さん。
おそらくはモロ策により、大技は全て封印されてしまいました。
それは彼女にとって取るに足らない簡単なジャンプの連続で、得意のサルコウで珍しく着氷が乱れた以外は、ほぼ完璧。
しかしながら、ヨナちゃんに逆転を許すという、策士・モロゾフさんをもってしても、計算外の結果だったでしょうか。
フリースケーティングの結果
Pl. | Name | Nation | TSS = | TES + | PCS + | SS | TR | PE | CH | IN | Ded. – |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Yu-Na KIM | KOR | 123.22 | 61.70 | 61.52 | 7.95 | 7.35 | 7.75 | 7.60 | 7.80 | 0.00 |
2 | Miki ANDO | JPN | 119.74 | 58.62 | 61.12 | 7.80 | 7.35 | 7.70 | 7.60 | 7.75 | 0.00 |
3 | Akiko SUZUKI | JPN | 116.46 | 63.58 | 52.88 | 6.70 | 6.10 | 6.85 | 6.55 | 6.85 | 0.00 |
4 | Ashley WAGNER | USA | 107.81 | 55.97 | 51.84 | 6.45 | 6.25 | 6.70 | 6.40 | 6.60 | 0.00 |
5 | Joannie ROCHETTE | CAN | 95.77 | 39.05 | 56.72 | 7.35 | 6.95 | 6.75 | 7.20 | 7.20 | 0.00 |
6 | Alena LEONOVA | RUS | 94.95 | 43.79 | 52.16 | 6.70 | 6.10 | 6.55 | 6.60 | 6.65 | 1.00 |
最終結果は
FPl. | Name | Nation | Points | SP | FS |
---|---|---|---|---|---|
1 | Yu-Na KIM | KOR | 188.86 | 2 | 1 |
2 | Miki ANDO | JPN | 185.94 | 1 | 2 |
3 | Akiko SUZUKI | JPN | 174.00 | 5 | 3 |
4 | Ashley WAGNER | USA | 162.07 | 6 | 4 |
5 | Joannie ROCHETTE | CAN | 156.71 | 4 | 5 |
6 | Alena LEONOVA | RUS | 156.55 | 3 | 6 |
男子同様、日本スケ連の規定により、安藤選手がバンクーバーの内定第一号となりました。
おめでとうございます。
トリノに続き、2回目の五輪!
ベテランの貫禄を見せつけてくれることでしょう。
人気ブログランキングに参加しています
閲覧くださり、ありがとうございます。
以下のリンクボタンを押すだけで、当記事に清き1票が投じられる仕組みになってます。リンク先には他の優良ブロガーさんたちの関連記事も掲載されてますので必見ですよ。