予想通りと言えば予想通りの展開
ヨーロッパ選手権。
映像見ました。
いえね。
予想通りと言えば予想通りなんですけれども。
これぞオリンピック前哨戦とも言えるべき、2010ヨーロッパ選手権 in TALLINN, Estonia!
ショートプログラムの戦い
エフゲニー・プルシェンコ(RUS)
有力選手の中で真っ先に登場したのは、プルさん、26歳。
『アランフェス協奏曲』。
事も無げに4T-3Tをくるりんぱっ。降りた途端に3A、そのまま3Lz。
・・・・・・・・・
えっ、ええっ!!もう全部飛んじゃったの~?・・・てな感じで、一瞬にして、ジャンプ、終わり!
呆気にとられる私たちを後目に、帝王様は余った時間で残りのエレメンツを次々と放出にかかりました。
見事なまでのジャンプ・パートとステップ&スピン・パートの切り分けに、実況席も終始無言となっておりましたが・・・パーフェクトです。
技術点51点て凄くないですか。合計91.30は勿論新歴代新記録!
ステファン・ランビエール(SUI)
勝利宣言を高らかに発令するも、グランプリ欠場のため謎のベールに包まれていた感のあるランビさんです。
舞台に映える王子様な衣装で登場しました、ロッシーニ『ウィリアム・テル』。
記事を読んでいる段階では3Aが2Aなっちゃったバージョンかと思ってましたが、最初からそのつもりの2Aだったのね。
そしてランビさんも、コンビネーションは4回転で来ました!!
が、ファーストジャンプでバランス崩し、セカンドジャンプつけられませんでした。
この二つのビハインドで、ランビさんは大きく大きく出遅れることとなってしまいます、77.75。
最後曲調が代わったところで始まるストレートライン・ステップは見る者全てをうっとりさせましたね~♪
私が出逢った素敵なステップの中で3本の指に入ると思います!
ノーミスでこのステップ、尚かつあのスピンで締めてくれたら、卒倒すると思います・・・。
ブライアン・ジュベール(FRA)
三人の世界チャンピオン、最後に登場したのはブライアン。
足を縫うほどの大けがでGPF欠場してからまだ日も浅いと言うのに・・・心配すぎる。
だけどリンクに降り立ったその顔つきは、Japanese「金剛力士像」。
闘志がビンビン伝わってきます。
そうね、負けられないのね、プルシェンコにだけは!!
と言うことで、当然飛んできた4回転からのコンビネーション。あ~、だけどファーストジャンプの着氷で若干体重が後ろに行ってしまったことでセカンドジャンプが痛恨の2回転に。
悔しさ封印し、次に飛んだトリプルアクセルが凄かった。更には高い高いトリプル・ルッツ。
いつも残念なレベルがついちゃうスピンだけど、今日は取りこぼしませんでした。
サファリ・デュオの『Rise』に込めた思いが全て演技となって放出されましたね。
岳斗さんにも「あそこが3回転になってたらプルシェンコの上に行ったはず」とのお墨付き。
PCSも勝ってますし、アクセルとルッツの加点も上でした。
得点は自己ベストの88.55。
得点の出方だけじゃない!ユーロ勢強し!!
今や4回転なしのショートにも90点に迫ろうという得点をつける時代ですから、クワドを入れたプルさんに91点が付くのは当然の結果だと思います。
大ちゃんも、エヴァンくんも、ファイナルでは89点貰って、全く遜色ありません。
同じ基準で同じ観点で採点をしていて、似たような得点。
なんだけれども。
それでもヨーロッパの選手にこれほどまでに圧倒的な強さを感じてしまうのは何故なんでしょう。
ただ単に私の趣味によるもの??
男子ショート、上位10名の結果はこちら↓
Pl. | Name | Nation | TSS = | TES + | PCS + | SS | TR | PE | CH | IN | Ded. – |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Evgeni PLUSHENKO | RUS | 91.30 | 51.10 | 40.20 | 8.10 | 7.55 | 8.15 | 8.05 | 8.35 | 0.00 |
2 | Brian JOUBERT | FRA | 88.55 | 47.80 | 40.75 | 8.25 | 7.85 | 8.30 | 8.05 | 8.30 | 0.00 |
3 | Yannick PONSERO | FRA | 82.40 | 46.00 | 36.40 | 7.50 | 6.90 | 7.45 | 7.25 | 7.30 | 0.00 |
4 | Michal BREZINA | CZE | 79.60 | 45.40 | 34.20 | 6.95 | 6.60 | 6.90 | 6.80 | 6.95 | 0.00 |
5 | Stephane LAMBIEL | SUI | 77.75 | 37.00 | 40.75 | 8.20 | 7.85 | 8.15 | 8.15 | 8.40 | 0.00 |
6 | Alban PREAUBERT | FRA | 76.37 | 41.12 | 35.25 | 6.90 | 6.70 | 7.00 | 7.25 | 7.40 | 0.00 |
7 | Samuel CONTESTI | ITA | 75.90 | 41.30 | 34.60 | 6.90 | 6.55 | 7.00 | 7.00 | 7.15 | 0.00 |
8 | Tomas VERNER | CZE | 72.75 | 35.60 | 37.15 | 7.50 | 7.20 | 7.45 | 7.40 | 7.60 | 0.00 |
9 | Stefan LINDEMANN | GER | 70.19 | 39.24 | 30.95 | 6.55 | 5.75 | 6.30 | 6.05 | 6.30 | 0.00 |
10 | Kristoffer BERNTSSON | SWE | 69.20 | 38.20 | 31.00 | 6.30 | 5.95 | 6.20 | 6.15 | 6.40 | 0.00 |
波乱に満ちたヨーロッパ選手権。
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