お気に入り

【2009-2010】全米フィギュア選手権/アメリカ男子もすごかった

バンクーバー五輪の出場権を懸けた国内選手権。熱いのは日本だけじゃなかった!
驚きのハイレベルだった全米選手権を振り返ります。

  • footer_sns_tw
  • footer_sns_insta

全米選手権が生中継で見られる!

昨晩、と言うか、今朝方、全米選手権男子フリーがライブで放送されていました。
第一グループから「生」!ですよ。
さすがにオリンピック・シーズン。
そしてジョニー・ファンの熱望に日本のテレビ局が動きましたかね~。
3時から実況と解説していた、樋口先生と千鶴さん、ご苦労様でした。

(私は録画でしたが)

結果からお伝えすると

優勝したのは、圧巻・圧勝のアボットくんでした
いや、凄かったのなんの。
正直、全日本男子の感動が薄れるほどの迫力と情熱でした(暴言)。

ショートでの1・2・3フィニッシュ、アボットくん・エヴアンくん・ウィアーくんが、そのままフリー同位でありました。

そのフリースケーティング最終グループ

ライアン・ブラッドリー

第一滑走が、4回転計3つ入れます宣言で、既にショートで4-3決めてしまったブラッドリーさん。
フリーでもふたつ、単独と、ダブルとのコンビネーションで、ばっちり成功させてしまいました。
その後残念な3A→2Aを除けばノーミスの演技で、いきなりスタンディングオベーションです。私もテレビの前で拍手喝采してしまいました。
PCSは他のトップ選手に届いてない感があったのと、何と言ってもショート4-3の後、残りのジャンプをダブルにしてしまったという痛恨のミスで、優勝ラインには及ばない総合得点となってしまいました。

アダム・リッポン

岳斗くんに「今回既に狙って欲しい」と期待されたリッポンくん、第二滑走。
ショートではルッツジャンプの着氷後壁にぶつかり、動揺してステップで転倒するというもったいなさすぎる4位。
不安の3Aはふたつとも乱れてしまったけれども、得意のルッツでは片手上げ単独と両手上げ3連続コンビネーションを決め、演技終盤だったこともあってこの2つの成功だけで約20点も稼いでしまいました。
樋口先生からの「全体的に美しくて優れてます」とのお墨付き通り、4回転ふたつ入れノーミスだったブラッドリーさんとも技術点でたった2点後れをとっただけでした(驚)。

アーミン・マーバヌーサデー

第三滑走、マーバヌーザデーくん、18歳。
ショートノーミスで、彼もお兄さまたちの緊迫の舞台に「ご一緒させて頂きます」の最終G入り。
3Aで転倒しちゃって後半のコンビネーションでも転倒しちゃって、フリーではかなり後退してしまいました。
だけど大御所たちと肩を並べて滑るのが楽しくて楽しくてたまらない、そんな表情のマーバヌーザデーくんでありました。

エヴァン・ライサチェク

第四滑走、エヴァンくん。
いきなり申告していなかった4回転飛んできました。
あ~、回転不足で転倒。あいたたた・・・エヴァンくんも立ち上がるとき苦笑い。
この失敗で急に緊張が高まるけれども、なんとか無事にジャンプをまとめあげ、渾身のステップを見せ、この時点で首位に立ちました=表彰台確定です。
なんとなんと、3Aひとつに減らし、4回転勝負賭けてきました。
「ショートの出遅れ」「現世界チャンプとしての威信」「優勝」更には「五輪表彰台を狙う男」として、トライするしかなかったんでしょうね。ぐっとこちらも感情が高ぶりました!

ジョニー・ウィアー

第五滑走、ウィアーくん。
既に表彰台は確信していたでしょうが、それにしても自信に満ちた素晴らしい演技でした。
3Aがひとつシングルになっちゃったけれども、3番手の場所は確保です。
彼は今年ショート・フリーともに揃いますよね。トリノ五輪でもショートは確か良かったと思います。
リベンジ開始、ですね。

ジェレミー・アボット

なんとなんと最終滑走という出来過ぎの舞台を用意されたアボットくん、ショート首位。
周りがどうであろうと絶対に4回転飛ぶ宣言。その決意の現れが、迷いを引きずって飛んだエヴァンくんとの勝敗を分けました。
4回転含む全てのジャンプに成功。3Aはひとつしか飛ばず2Aに差し替えて来ましたが、後半の怒濤のコンビネーションが素晴らしかった!! 
ラストのスピンの間に観客は既に立ち始めました。
かっこい~、男らしい~。
4回転が入って尚かつここまでパーフェクトな演技を見るのは、今期初です。
175.81点だって!
凄すぎるけど、ドメスティック特有の何でもあり~の出過ぎではない、誠に妥当な評価だと思えました。

“This is the program I’ve dreamed of doing since I was four years old and started dreaming of the Olympics.”

なんだそうですよ。
ん~、納得。

アメリカ男子の凄さを見せつけられた

全日本では4回転が見られませんでしたから、

  • ショートからがんがん飛んでくる
  • フリーでは複数飛んでくる

アメリカ男子のレベルの高さと層の厚さを思い知らされました。
見応えありました。大拍手ですっ!

因みに代表選考は一発勝負ではなく、この大会も含め過去六大会での成績により決まるようです。

最後までそれ知らなかったので、エヴァンくんの4T失敗、怖かったわ~。

人気ブログランキングに参加しています

閲覧くださり、ありがとうございます。
以下のリンクボタンを押すだけで、当記事に清き1票が投じられる仕組みになってます。リンク先には他の優良ブロガーさんたちの関連記事も掲載されてますので必見ですよ。

  • footer_sns_tw
  • footer_sns_insta

関連記事

コメント投稿フォーム

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おなまえ

ウェブサイト