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北京五輪金メダリスト・平野歩夢選手登場の『情熱大陸』視聴

北京五輪男子ハーフパイプで見事金メダルに輝いた平野歩夢選手を取り上げた『情熱大陸』を見ました。東京五輪後から追い続けた貴重な映像に胸躍る回でした。

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2022年3月20日の『情熱大陸』

北京五輪男子ハーフパイプで見事金メダルに輝いた平野歩夢選手ご出演の回でしたね。

番組HP⇒https://www.mbs.jp/jounetsu/2022/03_20.shtml

これだけBIGなお方ですから、もちろんオリンピック前から追いかけていて、なんと練習で初めてトリプルコーク1440成功した映像も有り!

さすが情熱大陸。

2021東京五輪後の映像から

番組は、2021東京五輪に挑戦した平野選手が、スケートボードからスノーボードへとシフトチェンジするところから始まりました。

地元・新潟の、お父様が作ってくれた練習場でまずはひと滑り。

スタート地点の高台からは海が至近距離に見える絶景です。

ときは9月。

まだ照り付ける太陽もメラメラでスロープも熱せられスピードが出ません。

平野選手はクッション仕様の着地地点に脳天から落ちていきます。

今回は弟の海祝選手も登場し、歩夢選手の頑張りを傍で見続けてきた代弁者として、兄の偉大さを語ってくれました。

そして、兄に帯同するようになって、改めて学んだこととして・・・

文字通り、生死にかかわるような技に取り組む その覚悟。
完成までに必要なことを一つ一つクリアしていく真摯さ。
加えて、決してケガを負うまいという慎重さ。

ここでプレイバック。

平野選手は2017年のUSオープンで転倒し大けがを負います。

左膝と内臓損傷、全治3か月。長期間の休養を余儀なくされるのです。

しかし、

何かに苦しんで、何かを我慢しなきゃいけない時間って大事だと思ってて。
そのときの向き合い方とか、向き合わざるを得ない気持ちになったとき。
自分を強くしてくれることだと、僕はケガしてみて思って。

北京五輪を4か月後に控えた2021年10月、スイス合宿8日目。

平野選手は初めて、雪上ハーフパイプでの大技練習に挑みます。

クッションのエアバッグも、もうない。

緊張が高まる中、滑走。

そして、ファーストトライでトリプルコーク1440に成功!

各国の選手・コーチ陣の眼前でのお披露目。

みんなが平野選手のもとに駆け寄り、祝福します。

番組スタッフにも声を掛けられ、平野選手にも喜びと安どの表情が浮かびました。

けれど練習での成功に満足していても始まらない。
技を盤石にするには場数を踏む必要があった。
パイプのサイズや雪質などは試合会場ごとに変化する。
勝負の場で確実に成功させなければ―。

北京五輪の各会場は、人工雪などの影響で雪面が固く、とても危険だと報道されていましたよね。

それに、気温も悉くマイナス10℃だの、マイナス20℃だの・・・。

北国在住の人間として補足すると、マイナスになると「寒い」を通り越して「痛い」のですよ(笑)。

マイナス1℃でも、そうなります!

本能的に体が委縮すると思うのですが、そんな中で一世一代の勝負に挑むとは、これいかに・・・。ましてや本番前の数回のトライアルでアジャストしなければならないのですから、厳しい世界です。

そして言葉通り「勝負の場で確実に成功」させた平野選手。

番組最後は

オンエア5日前の撮れたて映像。沖縄でのプロモーション撮影の現場でした。

幼いころからの一番の夢だった五輪金メダルを獲得し、次に見据えるものは・・・との問いに、

今の自分を超えていけるような姿を求め続けていきたいし、
それがやっぱり自分のこだわっている
「誰もやっていないもの」であったり。
やりたいことだらけで、自分が持つのかどうか(笑)。

北京五輪の競技直後のインタビュー、「2本目の点数とかは納得いってなかった」「そういう怒りを自分の気持ちの中でうまく表現できた」との率直な回答は強烈なインパクトがありましたよね。聞いてた日本人は全員、「いいぞ! よく言った!!」とテレビの前で叫び、スカッと!スッキリと!したと思います!

あまりにも幼いころからメディアで騒がれていたので、彼がまだ23歳ということに今更ながら驚いています。

周囲は常にごった返していたでしょうが、それに慣れてしまったのか、ご家庭でのしつけの賜物なのか、生まれながらの素質なのか・・・終始ご自身の言葉とペースで語る姿が、とっても魅力的で素敵でした。

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